ジオパークとは何ですか?

 ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、たとえば、地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かな「公園」のことです。山や川をよく見て、その成り立ちに気付くことに始まり、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。足元の岩石から頭上の宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、海や山の大自然からそこに暮らす生き物と人々までを一つにして考える。つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。

具体的に何を楽しめるのですか?

 ビジターセンターや博物館でガイドマップやガイドブックを手に入れて、自分でジオパークの見どころを回る事もできますが、ぜひガイドの案内するツアーに参加しましょう。思いもかけない発見があることでしょう。

何気なく見ている山や川には、それぞれ他のどことも違う成り立ちがあり、何かの訳があって今のような姿になっているのです。何の変哲もない崖が、地球の歴史をひもとく重要な古文書の一部であったりします。そういうことに一度気付くと、普段何となく見ている景色もそれまでとは違った、かけがえのない素晴らしいものに見えてきます。楽しいと思いませんか?

なんだか難しそうですね

 誰の目にも見えることと単純な理屈の組み合わせだけで、結構いろいろなことがわかるのがジオの世界の面白いところです。自分の目でよく見て、ガイドの説 明の助けを借りて少し考えれば、そんなに難しくありません。

一度野外でガイドの話を聞いてみてください。ガイドとの相性もありますけれど、たぶん面白がっていただけると思います。世界のマグニチュード6以上の地震の1割が日本で起きますし、日本にはたくさんの活火山もあります。また、急斜面が多くて大雨が降るので土砂災害もしょっちゅう起こります。

日本はジオの知識が世界でもっとも役に立つ国の一つです。自分の身を守るためにも、地球を見る目を養っておくといいですよ。

ジオパークはどこにありますか

 ヨーロッパと中国を中心に、世界ジオパークネットワーク加盟の質の高いジオパークが111地域あります。日本には、2014年9月現在、洞爺湖有珠山、糸魚川、山陰海岸、島原半島、室戸、隠岐、阿蘇の7ヶ所が世界ジオパークネットワークに加盟認定されています。これ以外にも加盟を目指して活動を始めている地域が多数あり、博物館などを中心にジオツアー的な活動を行っています。日本でも、すでにジオツーリズムを楽しむことはできるのです。


関連リンク:Distribution of GGN Members_Global Network of National Geoparks