銚子ジオパークWEBサイト
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銚子ジオパーク

■太平洋に突き出た大地の右腕

太平洋に突き出た銚子半島

 拳を握った腕を見ると、銚子の形にみえませんか。

 銚子半島は関東平野の最東端に位置し、利根川、太平洋に三方を囲まれ、太平洋に突き出た形をしています。

 半島部分は、拳。中生代ジュラ紀や白亜紀に形成された硬い岩盤でできています。

 標高約40~60mの下総台地は腕。そして、北側の利根川沿いには、沖積低地が広がっています。これは、洋服の袖に例えることができます。

 私たちが銚子の地形を説明する時、右腕はとても大切なアイテムです。

犬吠埼灯台と白亜紀の浅海堆積物

 太平洋に面した海岸線は、風光明媚な景色を生み、銚子観光の目玉です。この風景は、中生代ジュラ紀の付加体や白亜紀の浅海性堆積物、新第三紀から第四紀の海成層が傾動隆起し、その後波浪により削られたことにより作られた海食崖などダイナミックな地球の活動により生み出されました。雄大な景色を鑑賞しつつ、地球の成り立ちも学べる場所です。

■大地の恵みを活かした人々の営み

縄文時代の人々が暮らしていた場所がいまはキャベツ畑として利用されています。

 銚子沖の太平洋上で黒潮と親潮が交わる海流の影響を受け、海洋性の気候で、千葉県内でも雨が多く、風も強い地域です。この自然環境を活かし、旧石器時代から人々はこの地に住み、産業を生み、発展させ、銚子を都市を発展させてきた人々の長い歴史を学ぶことができる場所です。

主な見どころ・おすすめジオサイト

■犬岩・千騎ケ岩(いぬいわ・せんがいわ)

 銚子市内で最も標高の高い愛宕山(あたごやま)周辺には、ジュラ紀付加体とされている愛宕山層群が分布しており、犬岩や千騎ケ岩もその一部に含まれます。犬岩・千騎ケ岩は、主に硬砂岩と頁岩で構成されています。また、犬岩や千騎ケ岩などの地名には、源義経にまつわる伝説が残されています。犬岩は、義経一行が奥州へ逃れていった際、取り残された愛犬が主人を慕って七日七晩鳴き続け、岩になったと言われています。千騎ケ岩は、義経が千騎の兵をもって立てこもったことから名づけられたといわれています。

犬岩

 

千騎ケ岩(せんがいわ)

アクセス情報 【鉄道】銚子電鉄 「外川駅」下車、徒歩15分 【バス】千葉交通 千葉科学大学行き「千葉科学大学本部前」下車 徒歩8分
(銚子駅前5番乗り場)

■黒生・海鹿島海岸(くろはえ・あしかじまかいがん)

 黒生町および海鹿島町の海岸付近には、ジュラ系愛宕山層群の一部である黒生チャート、約2,100万年前の地層である千人塚層とそれに含まれる古銅輝石安山岩、白亜系銚子層群の基底礫岩とされる海鹿島礫岩の岩体であるとんび岩など、地質学上重要な岩石が見られます。また、美加保丸遭難の碑や、国木田独歩詩碑、小川芋銭句碑など文化的な見どころも多数あります。

とんび岩

 

古銅輝石安山岩

アクセス情報 【バス】 ちばこうバス 海鹿島・黒生循環「とんび岩」(銚子駅前6番乗り場)
ちばこうバス 岬めぐりシャトルバス「とんび岩」(銚子駅前4番乗り場)

■犬吠埼(いぬぼうさき)

 銚子半島の東海岸では、中生代白亜紀前期の浅海成層である銚子層群が分布しています。銚子層群は、下位から海鹿島層、君ケ浜層、犬吠埼層、酉明浦層、長崎鼻層の5つの累層に区分されています。犬吠埼灯台周辺に広がる犬吠埼層では、砂岩泥岩互層、リップルマーク生痕化石ハンモック状斜交層理など浅海性の堆積構造がよく観察でき、また、アンモナイトやトリゴニアなどの中生代の生物化石が数多く発見されており、国指定天然記念物(犬吠埼の白亜紀浅海堆積物)となっています。

アクセス情報 【鉄道】 銚子電鉄 犬吠駅下車、徒歩10分 【バス】 ちばこうバス 外川行き「犬吠」(銚子駅前6番乗り場)
ちばこうバス 岬めぐりシャトルバス「犬吠埼灯台入口」(銚子駅前4番乗り場)

■屏風ケ浦(びょうぶがうら)

 銚子市名洗町から旭市刑部岬にかけての海岸は屏風ケ浦と呼ばれ、高さ35~55mの断崖絶壁が約10kmにわたって続く雄大な景観が広がっています。この崖は、海食崖といい、波に力によって下総台地が削られてできた地形です。屏風ケ浦で削られた砂礫は、西へ流され、九十九里浜に堆積します。屏風ケ浦では、約300万年前~約1万年前に堆積した犬吠層群、香取層、関東ローム層が観察でき、下総台地の地質構造を知ることができます。

アクセス情報 【バス】 千葉交通 千葉科学大学行き「名洗入口」
又は「千葉科学大学マリーナ前」(銚子駅前5番乗り場)
桑島化石壁

■地球の丸く見える丘展望館

 地球の丸く見える丘展望館は、銚子市内で最も標高の高い愛宕山の頂上に位置しており、展望スペースからは、銚子の地形を見渡すことができます。また、日比友愛の碑周辺の石垣には、高神礫岩と呼ばれる礫岩が使われています。高神礫岩は、愛宕山付近で産出する礫岩で、ジュラ系愛宕山層群の一部とされていましたが、中に含まれるフズリナ化石の年代分析から、さらに古い古生代ペルム紀の地層である可能性が指摘されています。

アクセス情報 【鉄道】 銚子電鉄「犬吠駅」下車、徒歩15分 【バス】 千葉交通 長崎・国民宿舎行き「渡海神社」(銚子駅前5番乗り場)

■銚子ポートタワー

 高さ約47mの展望ホールからは、利根川河口や銚子漁港が一望できます。また、ポートタワーのすぐ下では、1,650万年前に堆積した地層である夫婦ケ鼻(めどがはな)層の露頭が見られます。ここは、地層名の由来となった夫婦ケ鼻という岬の名残の場所です。夫婦ケ鼻層は、ほぼ泥岩からなる地層で、かつては広く見られましたが、開発によってその露頭はほとんど姿を消し、現在はポートタワー下でのみ観察することができます。

銚子ポートタワー

 

夫婦ケ鼻層

アクセス情報 【バス】 ちばこうバス 川口・ポートセンター行き「ポートセンター」
(銚子駅前4番乗り場)
ちばこうバス 岬めぐりシャトルバス「ポートタワー・ウオッセ」
(銚子駅前4番乗り場)

■渡海神社の極相林(とかいじんじゃのきょくそうりん)

 地球の丸く見える丘展望館から屏風ケ浦方面を望むと、すぐ近くに鬱蒼とした森が見えます。この森が渡海神社の極相林です。渡海神社の極相林は、数百年以上にわたり伐採や火災などから守られてきた文化的・学術的に価値の高い植物群落です。渡海神社では、タブを中心とした照葉樹を主体とする極相林が観察できます。

アクセス情報 【バス】 千葉交通 長崎・国民宿舎行き「渡海神社」(銚子駅前5番乗り場)

■余山貝塚(よやまかいづか)

 余山貝塚は、縄文時代後期(約4,000年前)から晩期(約2,300年前)に形成された貝塚です。貝塚は、縄文人のゴミ捨て場と言われていますが、貝塚から出土した土器や漁具などから縄文人の暮らしを知ることができます。余山貝塚は、利根川支流の高田川東岸の標高約7mの微高地上に立地しています。貝塚を構成している貝は、外洋性のチョウセンハマグリが多く、淡水生のヤマトシジミなどは少ないことから、貝塚が形成された時期は太平洋に面していたと考えられます。

アクセス情報 【バス】 千葉交通 豊里ニュータウン行き「余山」(銚子駅前ロータリー外側3番乗り場)

拠点施設

■銚子市青少年文化会館

〒288-0031 千葉県銚子市前宿町1046番地

TEL:0479-22-3315 FAX:0479-24-1645

E-Mail:choshigeopark@city.choshi.lg.jp

WEBサイト
http://www.city.choshi.chiba.jp/edu/sg-guide/seibun/sb-top.html

 銚子市青少年文化会館では、ジオパーク拠点施設のひとつとして、ジオパーク関連の展示コーナーを設けています。古銅輝石安山岩やアンモナイトの化石など、銚子産出の様々な岩石や化石、銚子の地質や自然を解説するパネルなどを展示しています。

基本情報

地域名:銚子ジオパーク

団体名:銚子ジオパーク推進協議会

代表者名:銚子ジオパーク推進協議会 会長 越川信一

構成自治体名:銚子市

推進組織体制

ジオパーク活動母体:銚子市・銚子市教育委員会・銚子商工会議所・銚子市観光協会・千葉科学大学・銚子ジオパーク推進市民の会・銚子市文化財審議会・銚子地方気象台・銚子漁港事務所・銚子土木事務所・銚子市漁業協同組合・ヤマサ醤油株式会社・JAちばみどり銚子支店・銚子市町内連合協議会・銚子市郷土史談会・銚子ボランティアガイド観光船頭会・銚子市文化団体協議会・NPO法人グループあたごやま・銚子青年会議所・(株)エリアサポートジャパン302企画室・JR東日本旅客鉄道(株)千葉支社銚子駅・千葉交通株式会社・銚子電気鉄道株式会社・銚子地区ハイタク運営協議会・銚子市旅館組合・銚子民宿組合・NPO法人銚子まちづくり協会

問合せ先

■銚子ジオパーク推進協議会事務局

〒288-0031 千葉県銚子市前宿町1046

TEL 0479-24-8911 FAX 0479-21-6622
E-mail choshigeopark@city.choshi.lg.jp

■公式ウェブサイト

銚子ジオパーク