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- 拠点施設
- その他
- 基本情報・概要
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは、日本列島のほぼ中央、福井県の北東部に位置しています。一級河川である九頭竜川の上流地域に位置していることや、近くには現在も活火山として知られる白山があることで知られ、豊かな自然環境に恵まれた勝山市全域をエリアとしています。
勝山市では、平成元年から続けられている福井県の恐竜化石発掘調査事業により、学術的に貴重な恐竜化石が数多く発見されました。これまでにフクイラプトル、フクイサウルスの全身骨格が復元されたのをはじめ、恐竜の卵や幼体の骨、足跡化石なども発見され、恐竜たちの暮らしぶりが次第に明らかになってきています。
こうした実績をふまえ、当ジオパークでは「恐竜、恐竜化石」をメインテーマ、「火山と火山活動」、「地質・地形遺産と人々のくらしとの関わり」をサブテーマとし、市民や訪れる人々が目で見て、肌で感じることができる“地域まるごとジオパーク”を目指しています。
主な見どころ・おすすめジオサイト
■国内最大の恐竜化石発掘地(勝山市北谷町)
勝山市北谷町の杉山川上流にある恐竜化石発掘地では、平成元年から3度にわたって福井県の恐竜化石発掘調査事業が行われています。これまでに国内で発見された恐竜化石の約8割が発掘調査事業により採集されており、日本一の恐竜化石発掘地として有名です。
発掘調査のために掘削された斜面には、約1億2千万年前の白亜紀前期の手取層群の地層が露出しています。また、対岸の高台には、東屋や遊歩道などが整備されており、地層中の堆積構造、断層、古土壌などを観察することができます。
国内最大の恐竜化石発掘地 |
■全体が溶岩でできている「弁ケ滝」
かつては火山であった法恩寺山や経ヶ岳は、その周辺地域に火山活動の痕跡を数多く残しています。法恩寺山の中腹にある「弁ケ滝」は、滝を作っている岩石全体が溶岩でできている「火山と火山活動」のテーマにふさわしいジオサイトです。
また「御堂之滝」やその近くにある地元では「釣鐘岩」と呼ばれている露頭では、火山活動により噴出した溶岩が固まるときにできる柱状節理(ちゅうじょうせつり)が観察できます。
全体が溶岩でできている「弁ケ滝」 |
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■白山神社の巨大岩塊(勝山市平泉寺町)
勝山市平泉寺町大矢谷の白山神社には、お社に覆いかぶさるかのように、大きくそびえる巨大な岩塊があります。20mを超える巨大岩塊の表面には、大小様々な大きさ、形の岩石が確認できます。古くは火山であった経ヶ岳が、数万年前に地震や地殻変動などの影響で山体が崩壊し、そのときの土砂が流れ下り、集まってできた岩屑なだれ岩塊だと考えられています。この辺りの地域には、ここ以外にも田んぼの真ん中や河川のほとりなど、経ヶ岳の山体崩壊による土砂が及んだと考えられる地域には、様々な大きさの岩塊が観察できる場所がいくつもあります。
経ヶ岳遠景 |
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■九頭竜川と河岸段丘
勝山市の中心部を流れる九頭竜川の右岸には、2段もしくは3段の河岸段丘があります。勝山市平泉寺町壁倉から永平寺町大渡まで20数Kmにわたって断続的に続く段丘崖は、「七里壁(しちりかべ)」と呼ばれて市民の生活と深いかかわりを持っています。古くは勝山の城下町を建設するにあたり、この段丘崖を境に上位段丘面に城や武家屋敷を、下位段丘面に寺社や町屋を築きました。
まちなかをはしる「七里壁」 |
一級河川「九頭竜川」 |
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「大清水(おおしょうず)」 |
■「大清水(おおしょうず)」、「清水(しょうず)」
勝山盆地の地下水系は、九頭竜川氾濫源に見られる九頭竜川地下水系と河岸段丘地下水系に大きく分けられます。「大清水(おおしょうず)」や「清水(しょうず)」は、河岸段丘地下水系で河岸段丘下位面から湧き出ています。
また、この地下水は九頭竜川右岸の山地から流れ出る女神川、浄土寺川、暮見川、滝波川、皿川、岩屋川などの影響を受け、いくつかの地下水系に細分されています。
なかでも「大清水」や「清水」は浄土寺川、暮見川の水系の地下水に属し、生活用水などとして使われてきました。
教育活動
■恐竜化石発掘体験
福井県立恐竜博物館がある「かつやま恐竜の森」内の「どきどき恐竜発掘ランド」では、NPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」によって恐竜化石発掘体験が行われています。平成21年度は全国47都道府県から、1万2千人余りの子どもたちがちびっこ研究者として化石発掘体験に参加しました。
恐竜化石発掘体験 |
恐竜化石発掘体験 |
勝山市北谷町の発掘現場で掘削の際に出た岩石が使われており、専用のゴーグルやハンマー等の道具を借りてこれらの岩石を割ってみると、恐竜と同じ時代を生きていたビビパルスやトリゴニオイデスなどの貝化石や、ソテツ類などの植物の化石が見つかります。さらに、ごく稀にですが、恐竜の歯や爪の化石が発見された例もあります。
(学術的に貴重な化石が発見されたときには、福井県立恐竜博物館への寄贈をお願いし、大切に保管、研究を行うとともに、特別展の期間中などに発見者のお名前を明記して展示しています。)
■ジオパーク学習支援事業
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勝山市内の小中学生を対象に、身近な地質・地形遺産、自然、恐竜、環境などを学習する機会を提供するため、学校単位やクラス単位でジオパークを取り入れた校外学習等へのバスの提供や施設利用料の補助を行っています。 ジオパークでは、実際に目で見て肌で触れ五感で感じ、考えることが重要です。この活動を通し、子どもたちの世代への恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの普及と、地質・地形遺産や自然環境などへの興味、関心を深めてもらえること目的としています。 |
ガイド養成
■ジオパークセミナー
ジオパークについて興味や関心を高めたり、勝山市内の豊かで多様な地質・地形遺産に関する基本的な知識を身につける事が出来ます。
専門家のみを対象としたものではなく、ジオパークに興味、関心をお持ちの方なら、誰でも気軽に参加することができます。平成22年度は、勝山市主催のセミナー、勝山市教育委員会主催の自然体験学習事業(自然観察ウォーク)、福井県立恐竜博物館主催の講演会や野外観察会などが随時開催されています。
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教育委員会主催自然観察ウォーク |
勝山市主催ジオパークセミナー |
福井県立恐竜博物館主催 |
ジオツアー
■ジオパークツアー
平成22年7月21日から8月19日の夏休み期間中に、小中学生の親子等を対象とした恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークツアーを開催しました。
恐竜化石発掘地や福井県立恐竜博物館、かつやま恐竜の森での発掘体験といった恐竜・恐竜化石に関連のあるところから、河岸段丘崖に沿ってのバスでの周回、岩屑なだれ岩塊の観察など、恐竜という子どもたちに興味とロマンを感じさせるテーマを主題に、勝山市内に点在する貴重で多様な地質・地形遺産にも触れることができるコースです。
北谷町杉山の恐竜化石発掘地 |
福井県立恐竜博物館に展示されている |
どきどき恐竜発掘ランドでの |
平泉寺町大矢谷での巨大岩塊観察 |
各回25人、全10回のツアーでしたが、全ての回で定員に達し、約250人の小中学生とその保護者の方々がツアーに参加しました。
ツアーの最後に行ったアンケートの中では、『詳しい説明が聞けて有意義だった』、『来年もぜひ参加したい』、『楽しく勉強になり、とても面白かった』という意見や感想が出され、ツアーで訪れた各ジオサイトやその説明に満足していた様子が伺えました。
保全活動
■地域・市民・行政が一体となった環境保全
各ジオサイトは、地元地域や各種市民団体による清掃活動、行政による整備・保全活動によって気持ちよく観察できる環境を整えるよう努めています。
クリーンアップ九頭竜川2010の様子 |
林道修繕の様子 |
拠点施設
■福井県立恐竜博物館
〒911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51-11
TEL 0779-88-0001 FAX 0779-88-8700
E-mail info@dinosaur.pref.fukui.jp
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの中核施設である「福井県立恐竜博物館」の展示は、「恐竜の世界」、「地球の科学」、「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されています。約4,500㎡という広大な展示室に、40体近くの恐竜全身骨格をはじめ、千数百点の標本、恐竜が生きていた当時の環境を再現したジオラマ等が展示されています。
自然系博物館としては全国トップクラスの、年間40万人以上の来館者数を誇ります。
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復元されたフクイラプトル(右)と |
シンボルマークやマスコットキャラクター
■ロゴマーク
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークのロゴマークは、平成21年度に勝山市ジオパーク推進協議会が行った公募で最優秀賞に選ばれたものを基にデザインされました。勝山市の豊かな自然、空と雲と太陽をイメージしたものですが、図と地の関係を反転すると、雲は口と歯に、太陽は目に変わり、左側を向いた恐竜の横顔となる非常にユニークでポップなデザインです。
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ステッカーなどでPR中 |
より多くの皆さんから当ジオパークを知っていただくため、使用要綱を基にロゴマークの活用を推進しています。
ジオ関連商品
■ふくい勝山恐竜水
一級河川九頭竜川の支流の扇状地から採水した、「GEO(大地)の恵み」を受けた地下水を使用した清涼飲料水です。ラベルには恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークのロゴマークをシンプルに採用し、また、福井の「福」と勝山の「勝」の文字を用いた「福で勝つ!」といったフレーズにより、縁起のよい商品イメージを創出しています。
ジオパークのPR用として市が制作し、市内外で行なわれるイベント等で無料配布し、福井県勝山市や恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークを全国へPRしています。
看板、解説版
■案内板・解説板等の整備
ジオサイトまでの案内板や、現地でパンフレットの解説を補完する解説板の整備は、既存のものを活用しながら進めています。当ジオパークでは、ジオエリアと呼称している同一テーマの集まった地域ごとに、エリア全体の地図・説明を載せた説明看板を作る計画を進めています。
恐竜化石発掘地の解説板 |
まちなかのジオサイトへの案内坂 |
その他特記すべき事項
■勝山産の恐竜たち
これまでに日本国内で発掘された恐竜化石のうち、学名が付けられ、それが認められているケースはわずか数例しかありません。そのなかでも、勝山市北谷町杉山の約1億2千万年前(白亜紀前期)の手取層群から発掘された恐竜化石のうち、3例が新属新種として認められ、それぞれ学名が付いています。フクイラプトル、フクイサウルスの全身骨格標本や、2010年6月に学名が付けられたばかりのフクイティタンの化石は、福井県立恐竜博物館で公開されています。
■かつやま恐竜パレード
平成22年度のかつやま夏まつりは、平成12年度に開館した福井県立恐竜博物館の10周年を記念して、恐竜をモチーフにした仮装やみこしなどのパフォーマンスを行うかつやま恐竜パレードを開催しました。
基本情報
地域名:恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク
団体名:勝山市ジオパーク推進協議会
代表者名:会長 松村誠一(勝山市副市長)
構成自治体名:勝山市(1市)
推進組織体制
ジオパーク活動母体:勝山市ジオパーク推進協議会
(構成団体)
勝山市、福井県、福井県立恐竜博物館、勝山市議会、商工会議所、観光協会、農業協同組合、まちづくり団体
問合せ先
■勝山市ジオパーク推進協議会
〒911-8501 福井県勝山市元町1-1-1(勝山市役所ジオパーク推進室内)
TEL 0779-88-1115 FAX 0779-88-1119
■公式ウェブサイト
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク:http://www.city.katsuyama.fukui.jp/geopark/
勝山市ジオパーク推進協議会:http://www.city.katsuyama.fukui.jp/docs/object/detail.php?cd=78

































